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所長あいさつ
 日頃からかどの三条こども診療所をご利用いただいているみなさん、あけましておめでとうございます。当診療所の近辺ではいまのところインフルエンザの流行もなく落ち着いた毎日が続いていますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
 さて、かどの三条こども診療所は2014年11月に開設されました。今年で15年目を迎えます。節目というわけでもありませんが、私たちの役割をあらためて整理するために、昨年8月、診療所総括会議という、いわば反省会を初めて開きました。これまでやってきたことをみんなで確認し、今、そしてこれから私たちに求められていることは何か、一緒に話し合ったわけです。15年たって規模も大きくなり、新しいメンバーを含めて職員も20人近くになり、日頃考えていることも様々だと思いますが、参加した大半の職員の感想としては、いろいろなことが知れてあらためて考える場になったという前向きな受けとめでした。この時の話し合いをとおして至った結論を大まかにまとめると、
  1. 子どもたちの健康な育ちを医療の面から支えていくために、医師、看護師、事務それぞれが技量を高めていくこと、また互いに連携を一層深めていくこと
  2. 子どもたちの健やかな育ちは医療だけでは達成することは無理で、地域にある子どもたちにかかわる様々な団体や個人との共同した取り組みを強めていくこと
  3. 日本国憲法が言うところの「個人の尊厳」、子どもたちの視点でいえば、健やかに育つ権利を守るための社会的な運動に取り組んでいくこと
の3点になるかと思います。
 昨年、健康を脅かす最大の元凶ともいえる核兵器を禁止するための条約が国連で採択されました。また核兵器廃絶のために継続的に運動してこられた核兵器廃絶国際キャンペーンがノーベル平和賞に選ばれるなど、うれしい知らせが届きました。一方では憲法9条に自衛隊を明記するという、日本が戦争に巻き込まれる危険性がひたひたと高まっていく流れが現実のものとなってきています。こうした中で、子どもたちの健やかな育ちを支えるために一診療所にできることは多くはありませんが、多くの人たちと力を合わせて、一歩ずつ進めて行きたいと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2018年1月  所長 尾崎 望