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所長あいさつ
どうぞよろしくお願いいたします
 今年(2011年)10月から、前所長の奥原医師を引き継いで、かどの三条こども診療所の所長を担当することになりました尾崎望です。さらにわたしと同時に、これまでかみの診療所の所長を担当していただいていた菅野知子医師が着任されて、小児科医師二人体制で診療を担当することになりました。どうぞよろしくおねがい申し上げます。
こどもの病気の様変わり
 わたしが小児科医師になってすでに30年がたちます。こどもたちの病気は大きく様変わりしました。かつては重症感染症が小児科の病気の中心でしたが、今は激減してきました。こどもたちにとっては本当に喜ぶべき変化です。その背景には公衆衛生の向上、栄養状態の改善を中心に、抗生物質と予防接種などの医療の進歩もかかわっています。わたしたちの診療所では、これからも予防接種で防げる病気はきちんと予防接種を進めていきたいと考えています。
 ところで重症疾患が減ったからといって子どもたちがより健康になって、子育てが楽になったかといえば、必ずしもそうは言い切れないような状況があります。こどもの健康について身近に相談できる人がいないうえに、その一方で様々な育児情報が飛び交うといった状況の中で孤立と混乱が少なくありません。さらに格差社会や管理主義的な教育も大きな悪影響を及ぼしています。こうした中で、こどもが小さいさいころは「風邪のときの対応は?」「お薬や受診のタイミングは?」「予防接種は何をいつうったらいいの?」「体重が増えないけれど何か病気でも?」などなどの不安で親御さんの心は休まりません。もう少し大きくなってからは「おちつきがないのでは?」「友達とうまくいかないけど障害があるのかな?」「学校に行かない日が続いていてどうしたものか?」などさらに不安は深刻です。
こどもたちの育ちやすい地域をめざして
 わたしたちの診療所は、こうした訴えに対して、こどもの健康の「プロ」の立場から、これまで小児医療と保健の学問と実践の発展の中で作りあげてきた最新の情報を皆さんに提供しながら、一緒に問題の解決に取り組んでいきたいと考えています。また時に、こうした問題の背景には一医療機関だけでは解決できない問題が背景に存在していることがあります。こどもたちが今より少しでも生き生きと育ちやすい地域社会を目指してお父さん、お母さんや地域の人たちと力を合わせて取り組んでいけたらよいなあと考えています。
所長 尾崎 望
 
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